会社を辞める時は直属の上司に退職届等を提出するわけだけど、この時「もうちょっと考えてみないか?」「辞めたら後悔するぞ?」といったように退職を引き止められることがあるのさ。
ここでは、そんな引き止めを振り切るための対処法や、スムーズに退職するために知っておきたいこと、さらには上司や会社がなぜ退職を引き止めるのかまで紹介。退職の引き止めに悩んでいる、または退職の引き止め対策をあらかじめしておきたい人はチェックしてみてね!
ざぶとん君
10月の転職はコロナの影響あり
10月はコロナウイルスの影響でいつもとは違う特別な状況です。オンライン面談を導入する企業も増えており、感染リスク少なく転職活動を進めることも可能です。今後の動向に注視しながら転職活動を進めていきましょう
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ざぶとん君
行き当たりばったり直進系の28歳。ブラック企業で働いていた経歴あり(前職)。転職でホワイト企業に入社。仕事の成績はほどほどだが、信頼できる仲間とやりがいを持って働いている。
ガーデン
細身でソース顔のイケメン。過去3回の転職経験を持つが、その転職によって確実にキャリアを積んできている。探求心が強くとにかくインターネットで調べまくるのが特徴。
目次
退職を引き止められる理由とは?
インターネットなどには退職を引き止められた体験談がゴロゴロ存在するね。そもそも、なぜ上司や会社が社員の退職を引き止めるのかと言えば、以下のような理由があるからなのさ。
- 人員が不足しているから
- 離職率が上がってしまうから
- 上司の評価が下がるから
- 純粋に退職者のことを心配して
そういえば、僕も前の会社を辞める時に引き止められたなぁ。「お前が抜けたら仕事が回らねぇだろ!!」みたいなこと言われて凄く怖かった…。
それは上記理由の「人員が不足しているから」に該当するね。下記ではそれぞれの理由をもうちょっと具体的に掘り下げていくよ。
人員が不足しているから
退職者を引き止める理由のひとつは人員の不足にあるのさ。特に人手不足の会社にとって社員が一人欠けるのは痛手。下手をすれば仕事が回らなくなる可能性だってあるんじゃないかな。
仕事が回らなくなったら大変だもんね。残業や休日出勤も増えそうだし・・・引き止めるのも当然かな。
とはいえ、それはギリギリの人員で回してる会社側の原因。こっちに何ら否は無いわけだから、引き止めに応じる必要はないよ。
離職率が上がってしまうから
社員が辞めると「離職率」が上がってしまうのも引き止め理由のひとつさ。
離職率が上がると問題があるの?
離職率が高い企業はブラック企業と判断されやすいのさ。実際、ブラック企業かを判断するひとつの要素に離職率があがることは凄く多いんだよ。
あ!離職率が高いってことは会社を辞める人が多いってことだもんね!何か問題があるって思うのは当然かも!
人員が減るうえに会社の評価が下がって新しい社員の確保が難しくなる。こうやって考えれば、会社が引き止めに必死になるのも分かるね。
なるほドーナッツ。
ガーデン
上司の評価が下がるから
上司が退職者を引き止めるのは、自分の評価のためって可能性もあるね。部下が退職してしまうと、上司にマネジメント能力(管理能力)が無いと会社側に判断されかねないのさ。
それが上司のせいじゃないにしても?
部下が退職を考えてることに気が付けなった責任を求められることもあるくらいだからね。実際に上司に責任が無いにしても、上司の評価に響く可能性は低くないのさ。
理不尽!
組織って意外とそんなものじゃないかな。とにかく、自分の評価に関わるからこそ上司が引き止めてくる場合もあるってこと。とはいえ、上司に負い目を感じて退職を中止する必要は無いと思うよ。そんなことを考えてたら、いつまでも退職できないからね。
純粋に退職者のことを心配して
ここまでの理由は、上司や会社側が不利益を被るのが嫌なためって感じだったけど、それとは別に、純粋に退職者のことを心配して退職を引き止めてくれてるケースもあるのさ。
えー?そんなケース本当にあるの?
これまでの理由に比べれば確率は低いかもしれないけど、可能性としては否めないよ。中にはしっかり部下のことを考えてくれている上司もいるからね。
じゃあ、引き止められた時に少し話を聞いてみるのもありかな?
自分が信頼できる上司の言葉だったら耳を傾けてみるといいよ。そしてその言葉が信頼に値するものだと思うなら、退職について今一度慎重に検討してみてほしいな。
引き止めを避けスムーズに退職するための方法
仕事を辞めるのは労働者の自由。当然ながら会社からの引き止めにあっても退職はできるわけだけど、怖い上司だと強引に振り切るのは難しいよね。というわけで、ここからは引き止めを避けてスムーズに退職するための方法を紹介するよ!
忙しい時期に伝えるのを避ける
仕事が忙しい時期・・・つまり繁忙期に退職を伝えるのは止めた方がいいよ。「仕事が忙しい時期=人手が足りない時期」だから、このタイミングに抜けられるのは会社にとって大ダメージ。当然ながら引き止められる可能性が高くなるってことさ。
忙しい時って余裕がないし・・・怖い上司だと引き止めるだけじゃない怒ってきそう・・・。
そうだね。忙しい時期はピリピリしがちなのもよくない。転職先の入社時期が迫っているなど緊急の時は別として、特に理由が無ければ繁忙期は避け、仕事が一段落した後の閑散期に話を持ち掛けよう!
引き止められない理由を考える
ざぶとん君。「給料が低いので会社を辞めます」と「家族の介護のために会社を辞めます」の2つだったら、どっちが退職を引き止められにくいと思う?
えぇっと・・・家族の介護の方かな?
正解!「給料が低いので~」だと「給料を少し上げるから退職しないで!」と引き止められてしまう可能性が低くない。対して、「家族の介護で~」と言われてしまえば引き止める要素が無いからね。
どう引き止めたらいいのか分からないもんね…。
というわけで、引き止められない理由を考えておくことも大切なのさ。下記に一例を紹介しておくから参考にしてみてね。
- キャリアアップ
- どうしてもやりたい仕事がある
- 家族の介護
- パートナーの転勤
- 結婚
今の職場では実現できない、どうしてもやりたい仕事があるとかは有名な例かな。ちなみに、家族の介護など「やむを得ない理由」は引き止め確率が低く非常に使いやすいけど、嘘はやめておこう。これからも働く中で今の上司や同僚と関わる可能性もゼロではないからね。
ざぶとん君
事前に引き止められた時の返しを考えておく
人間は急な反論に弱く、事前の用意なしに「待遇を良くするから辞めないでくれ」などの引き止めにあうと、とっさに上手い返しが出来ないものなんだ。
あるある。なんて答えたらいいのか分からなくて、つい「少し考えさせてください」と言っちゃったりね。
そんな風に返したら泥沼にハマったようなもの。いつになったら退職できるか分からないよ…。
うぅ。
というわけで、あるていどは引き止められることを前提に返しを用意しておくのがおすすめ。心理学には「接種理論」というものがあって、あらかじめ反論の内容を知っておけば説得されにくくなると言われているのさ。
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退職を引き止められたら?ケース別の対処法
上記で話したように、引き止めの言葉と対処法をあらかじめ把握しておけば、いざという時に説得されにくくなるものさ。ここからはケース別の対処法を紹介するよ。
好条件の提示で引き止められそうな時の対処法
- 給料を上げるから
- 昇進させるから
- 部署異動も考えるから
上記のような好条件の提示で引き止めてくることは少なくないんだ。「給料アップ」なんかは凄く魅力的だから少し考えちゃう人も多いだろうね。
お金の力には勝てないよ…。
ただ、その条件によって会社への不満が改善されないなら、いくら良い条件を提示されても断る意思を持っておいた方がいいよ。たとえば、職場の雰囲気が嫌で退職したいのに、給料アップで退職を考え直すっておかしいよね。それじゃあ、またすぐに退職したくなる可能性も高いよ。
うぅ。確かに給料アップは魅力的だけど、不満のある状態で働くのは辛いかも…。
もちろん、提示された条件によって会社への不満が解消できるなら残るのもありだとは思う。ただ、給料アップを条件に出しておきながら、それを守ってくれないケースもあるみたいだよ。このことはしっかり覚えておいてね。
情に訴えかけてきた時の対処法
- 君に辞められたら仕事が回らない
- 君は会社に必要な人材なんだ
- 辞められたら僕(上司)の評価が…
上記のように、情に訴えかける形で引き止めてくることも少なくないね。こういった引き止めの際は、一時の感情に流されず強い意志で断ってしまうのがベスト、だと僕は思うよ。
優しい人ほど注意が必要だね。
退職者が優しいことを知っていて上記のような引き止めをしてくる可能性もあるね。でも、よく考えてみると、これらの理由って退職者側に特にメリットが無いんだよね…。
でもさ、情に訴えかけられた場合、それを断ったら何だか罪悪感が…
罪悪感ねぇ。う~ん…ただ会社を辞めるのは労働者の自由だし、特に罪悪感を抱く必要は無いんじゃないかな。さっきも言ったけど、仕事が回らないのはどう考えても会社側の責任だしね。
脅してきた時の対処法
- お前の経歴に傷がつくぞ!
- 損害賠償を請求してやる!
- 育ててきた恩を忘れたのか!
もはやパワハラと捉えられてもおかしくないレベルの、脅しまがいの引き止めをしてくるケースもあるのさ…。
こ、怖い上司だと委縮しちゃうね…。
怖い上司に怒鳴られて委縮するのは凄くよく分かる。けど、脅しに屈してたら本当にいつまでも辞められないから、ここは聞き流すくらいの心構えで辞める意思を貫き通そう。ただ、ケンカ腰になるのはダメ。冷静に穏便に対処しようね。
ところで、損害賠償って何だか怖いんだけど…。
それは勢いで言ってるだけの可能性が高いよ。「仕事の秘密をネットで暴露した」とか、よほどのことをしなければ損害賠償の請求はまず無いと言われているからね。
ざぶとん君
最後の手段!退職代行サービスの利用を検討する
どうしてもスムーズに退職できない場合には、退職代行というサービスを利用するっていう手段もあるのさ。
退職代行って少しテレビで見たことがあるんだけど、退職の意思を本人に代わって電話で伝えてくれるっていうサービスだよね…?あれって実際に利用者いるの?
依頼の多い業者だと1ヵ月で500件近くの退職代行を行っているんだよ。実際に退職代行サービスを利用しているのは以下のような人達だね。
- 退職すると言っても受理されない
- しつこく引き止められている
- 人手不足で辞めると言い出せない
- 上司が怖くて退職を切り出せない
- 入社間もない退職で言いにくい
- 精神的に限界で会社に行けない
退職を引き止められている人以外にもたくさんの利用者がいるんだ…。これを見ると納得だね。
ガーデン
ざぶとん君
強い意志で退職の引き止めを振り切ろう!
今回紹介したように、上司や会社はあらゆる手段で退職を引き止めてくることがあるのさ。そんな引き止めを強い意志で振り切ることが大切。「じゃあ、少し考えてみます…」なんて言ったら最後、いつ辞められるか分からなくなるよ。
ちなみに、退職を伝えてから最低でも2週間。就業規則によっては1ヶ月、2ヶ月と辞めるまでにかかることもあるから、転職先が決まってる人は要注意!早めに意思を伝えておかないと転職先の入社日に間に合わないかもしれないよ!
ざぶとん君
ガーデン
ざぶとん君