工事の現場で職人さんが安全に働ける環境を作ったり、スケジュールを管理したり、工事の予算・利益を管理したりする仕事を「施工管理(施工管理技士)」というデジね。簡単に言えば「現場監督」みたいな存在デジ。
そんな施工管理の仕事はブラックと言われることが多く、辞めたいと考える人もちらほら、デジ。ここでは施工管理がいかにブラックなのか、また建設業界自体がブラックなのかを紹介していくデジよ!
あいちゃん
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ブイブイ
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あいちゃん
小柄で可愛らしいみんなのアイドル。これまでの転職経験は2回で、現在は女性が働きやすい病院受付の仕事をしている。仕事はしっかりこなすが実は超ワガママな性格。
目次
建設業界はブラックなの?
まず、厚生労働省が発表した「平成29年雇用動向調査」を見てみると、建設業の離職率は8.4%となっているデジ。
最も離職率が高い宿泊・サービス業は30.0%、最も離職率が低い電気・ガス等のインフラ業は6.5%となっているため、離職率だけで言えば建設業界はホワイト寄りと言えるかもしれないデジ。
あれ?今回は建設業界や施工管理がいかにブラックか紹介するんじゃないの?
あくまでも離職率で言えばの話デジよ。建設業界全体で見れば仕事を辞める人は少ないみたいデジが、国土交通省が発表した「建設業における働き方改革」のデータによれば、製造業と比べて労働時間・出勤日数が明らかに多いと分かったデジ。詳細は以下を参照デジ。
業界 | 年間労働時間 | 年間出勤日数 |
---|---|---|
建設業 | 2056時間 | 251日 |
製造業 | 1951時間 | 234日 |
※2016年度データ
「365日-251日=114日」デジから、極端に休みが少ないこともないデジが、同時に発表された「建設業における休日の状況」を見ると、ほぼ半分の人が「4週4休」という状態になっており、「4週8休」だった人は1割にも満たなかったデジ!
建設業において完全週休2日はかなりレアなのね!
また、日本人の平均年間労働時間は1700時間前後とも言われており、いかに建設業の人が働き過ぎか分かるデジね。加えて、2017年のブラック企業大賞では「大成建設株式会社」「三信建設工業株式会社」が特別賞を受賞しているデジ。
うぅ。いろんなデータを見ていくとブラックな部分が明らかになっていくのね…。
そんな建設業界の中でも特に施工管理はブラックな面が強いと聞くデジね。下記では施工管理がいかにブラックな仕事なのか、その理由を紹介していくデジ。
施工管理がブラックな理由とは
ここからは施工管理がいかにブラックなのか、その理由を紹介デジ!
超長時間の残業が当たり前!?
建設業界の労働時間が長いことは上記で解説した通りデジ。これは施工管理も例外ではなく、とにかく仕事量が多いため21時、22時までの残業は普通で、所長クラスになると25時など日をまたいで仕事をすることも珍しくないデジ。
あれ?施工管理って現場監督みたいなものじゃないの?深夜まで工事はやってないわよね?
定時で現場の仕事が終わったとしても、書類整理や次の段取り調整といったデスクワークが待ってるんデジよ。もちろん会社にもよるデジけど、定時で帰れるケースの方が少ないんじゃないデジかね。中には月に120時間以上の残業を強いられる人もいるとかいないとか・・・デジ。
それ、確実に過労死ラインなんだけど…。
その分、年収は平均で450万円前後など、一般的な年収より上とされるデジが、時給換算してみたら500円程度、まさかの学生アルバイト以下って例も少なくないらしいデジ…。
明らかに労働基準法違反の匂いがするわ…。
家族との時間を取れず・・・
所長クラスにもなると日をまたいでの仕事もありえる施工管理。そのせいで家族との時間が取れず、家庭崩壊にいたったケースも多々みられるデジね。ようは家族の理解が得られず離婚に発展デジ。
仕事だから仕方ないとはいえ、家族側の気持ちも分かるわ…。
そのせいか施工管理の人は独身が多いって話もあるデジね。まぁ、毎日のように深夜まで働いていたらパートナー探しの時間もとれないデジよ。
職人さんとのやり取りで殴られることも!?
施工管理はいわば「現場監督」のような存在デジ。ただ監督とは名ばかりで、設計をする人と現場に立って作業をする人の間に位置する、いわば中間管理職的な存在でもあるデジ。
一番ストレスがたまりそうなやつね。
設計の図面がおかしかったり、作業工程が予定通り進んでいなければ、現場の人に「なんとかなりませんか?」と相談するわけデジが、職人さんの中には気質が荒い人も多く、嫌な顔をされるのはもちろん、怒鳴られることも珍しくないんデジよ。
確かに職人さんって怖い人が多いイメージだわ…。
もちろん穏やかで優しい人も多いんデジけどね。中にはすごく怖い職人さんもいて、工程のズレなどを相談しようものなら、殴られてしまうこともあるみたいデジ…。さすがにレアケースではあるものの、板挟みでストレスを常に受ける役職なのは確かデジね。
労働環境が過酷
給与計算などの問題で施工管理の人が現場を手伝うことはないデジが(現場を手伝ってしまうと怒られる)真夏ともなれば現場は非常に暑くなり、溶接している付近を通ろうものなら汗がだらだら、デジ。
実際に現場で仕事をする人よりはましじゃないかしら?
確かに現場で働く人よりはましかもデジけど、そもそも施工管理になる人は肉体労働派じゃないことも多いし、作業を前提としていないため会社の服が通気性も伸縮性も速乾性も無いものなんデジよ。そのせいで夏はベタベタと身体にひっついて気持ち悪いデジ。
そ、想像すらしたくないわ…。
そのせいで施工管理になって「1週間で2キロ痩せた」「65キロから58キロまで体重が落ちた」なんて声も見かけるデジね。また、常に降り注ぐ直射日光のせいで肌が真っ黒になることも、デジ。
中小企業だと酷い扱いを受けることも
さっき現場の手伝いはしないと言ったデジけど、中小企業だと「現場のゴミ拾い」や「水くみ」といった雑用をやらされることがあるデジね。上記で話したように通気性も速乾性も無い衣服での作業は地獄デジ。
もう現場監督でも何でもないわね。
社内の人間にやらせることで利益を生み出すって理屈は分かるんデジけどね。施工管理として働く上では理不尽に感じるデジよね。それでいて、現場が終わればデスクワークのうえ、中小だと普通にサービス残業もあったりで・・・。早く施工管理の現場にメスを入れてほしいって意見もあるデジ。
転職で有利なスキルが身につきにくい
ブラックな部分とは少し違うデジけど、施工管理の仕事は潰しがききにくいデジね。つまり、施工管理から他の職種に転職しようと思った時、前職での経験・スキルが役に立たないことも多いデジ。
そんなもの?
転職先にもよるデジけど、施工管理はIT化が進んでおらず、いまだにアナログな部分が多いと言われているデジ。IT化が進む現代において、IT系のスキルが身につきにくいのは辛いかもしれないデジね。
なるほどねぇ。
このことから、今現在、施工管理として働いていて転職を考えているなら、少しでも早く活動を始めた方がいいデジよ。若いうちならスキルが無くても未経験に転職しやすいデジが、それなりに年齢を重ねるとスキル等が必要になってくる可能性が高いデジからね。
あいちゃん
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ブラックな施工管理ばかりではない!
ここまでで施工管理のブラックな部分を紹介してきたデジが、もちろん全ての施工管理がブラックなわけではなく、中にはホワイトな環境で働く施工管理の人もいるデジ。
全員が全員、過酷な環境で働いてるわけじゃないのね!よかった!
ちなみにホワイトな環境で働く施工管理の人には、以下のような特徴があると言われているデジ。
- 地方で勤務している
- 規模の小さな現場で働いている
- 会社に条件を交渉している
たとえば、地方の現場は首都圏に比べれば忙しくなかったりするデジ。また、現場の規模が小さい場合も忙しさが軽減される傾向にあるデジ。もちろん、いろんな現場があるから一概には言えないデジけどね。
実家に戻って地方で働く、っていうのも良さそうね!
これは新人だと使えない手デジけど、会社に必要不可欠な存在になるくらい働き、会社へと残業の条件などを交渉する手もあるデジよ。建設業界だって人手が多いとは言えないデジから、優秀な人材は喉から手が出るほど欲しい・・・というか確保しておきたいはずデジ。
日本人ってあんまりしないけど、労働条件の交渉も大切よね。
「条件をのんでくれないなら転職します」の一言で交渉が成立することもあると思うデジよ。施工管理で働いていて環境がキツいと感じるなら、一度交渉してみるのも手デジね。
ブラックな施工管理も多いので気をつけよう!
建設業界でも働き方改革が進んでおり、休日の日数や労働時間が見直されるって話もあるデジけど、まだまだブラックな企業がたくさんあるデジ。
中でも施工管理は今回紹介したようにブラックな面がたくさん。全ての施工管理に当てはまるわけでは無いものの、施工管理への転職を考えている人は十分に注意しておくデジよ。
あいちゃん
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