アカデミックハラスメントは主に大学教授が生徒に対して行う嫌がらせのことデジね。いわば大学生版のパワハラ、セクハラなどを指すもので、職場でのハラスメントが問題になる一方、学内でのハラスメントを訴える人も少なくないデジ。
ここではアカデミックハラスメントにどんな事例があるのか?具体的な事例を紹介していくから、「もしかしてアカデミックハラスメントを受けてるかも?」と感じる人は、自分と同じような事例が無いかチェックしてみてほしいデジね!
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ざぶとん君
行き当たりばったり直進系の28歳。ブラック企業で働いていた経歴あり(前職)。転職でホワイト企業に入社。仕事の成績はほどほどだが、信頼できる仲間とやりがいを持って働いている。
ブイブイ
型落ちのAIロボットで少々劣化パーツあり。なぜか就職・転職業界に詳しく、AIロボットだけに知識の蓄積量は半端ない。新しいものや話題のものが大好きなミーハーロボット。
目次
アカハラとは?
アカデミックハラスメント(アカハラ)は大学などの学術機関(研究・教育の場)において、教職員が教員・研究上の権力を利用し構成員に対して不利益を与えること・・・と言っても難しくて分かりにくいデジね。ようは大学の教授が生徒に嫌がらせをすることだと思ってくれればいいデジ。
大学で行われるパワハラやセクハラのことなんだよね。
基本はその解釈で間違いないデジ。大学教授が生徒より偉いのをいいことに、無茶を要求してきたり、研究機材や研究室を利用させなかったりするわけデジね。
ひ、ひどすぎる…。
人に何かを教える立場の人のやることとは思えないデジよね…。でも、アカハラの被害は数多く報告されていて、中には自殺に追い込まれたものまであるくらいデジ…。
深刻な問題すぎる…。
ちなみにアカハラは以下5つに分類することができるデジね。
- 学習・研究活動への妨害
- 卒業、単位、進級の妨害
- 選択権の侵害
- 研究成果の収奪
- 暴言、過度の叱責
以下ではそれぞれの事例を紹介していくデジよ。
ざぶとん君
「学習・研究活動への妨害」のアカハラ事例
まずは「学習・研究活動への妨害」のアカハラ事例を紹介していくデジ。これは簡単に言うと研究に必要な機材を与えなかったり、研究室を使わせなかったり。勉強や研究を教授が邪魔することデジ。
ひ、酷い…。
ちゃんと研究室が使えない正当な理由があればいいんデジがね。中には複数人での作業が必要なのに一人だけ別の研究室に隔離したりと陰湿なものもあるデジ…。詳しい事例は下記で紹介するデジよ!
事例①
ゼミでの飲み会にて、Aさんは酔った勢いで教授にタメ口をきいてしまいました。翌日、すぐに謝ったのですが、教授の機嫌は直らず、それからは研究機材の貸し出しが停止。Aさんは研究が出来ずに留年するハメになってしまいました。
ブイブイ
事例②
Bさんが教室に入ると、なんと自分の机が無くなっていました。教授に聞いても無視。他の生徒にきいてみると「教授が片付けていった」とのことでした。
ブイブイ
事例③
Cさんは卒業制作で彫刻作品を作ることに。大学内の工作室を使用し何日もかけて完成間際までいったところで、教授に作品を捨てられてしまいました。
事例④
Dさんは研究費の応募申請を行おうとしたのですが、書類への押印を行わないなどの手段で教授に妨害されてしまいました。
事例⑤
Eさんが研究室に行くと「使用不可」の張り紙が。その日は諦めて帰宅したEさんでしたが、次の日も、その次の日も同じ張り紙が。あとで他の生徒に聞いて知ったのですが「使用不可」の張り紙をしつつも実は使えたようで、Eさんだけ教授からその事実を知らされていませんでした。
ブイブイ
事例⑥
うっかり発言で教授の反感を買ってしまったFさんは、次の日から物置のような部屋で一人研究するよう言い渡されました。
事例⑦
ゼミの教授から授業の事前準備や私用の手伝いを頼まれることがあったGさん。たまたま予定があったので断ると、「お前は指導対象外だ!」などと言われてしまいました。
事例⑧
ある大学の助教授が、同大学の教授から研究のための物品購入や機器利用を妨害される嫌がらせを受け、さらに講義・実習を取り上げられたことで教授などに損害賠償請求がなされました。
ブイブイ
事例⑨
某大学院に通うHさんですが、教授から指導の拒否やメールの無視などが続いたことによる精神的なストレスで、心療内科の通院・薬の内服をしなくてはならない状況に。他にもHさんはメールに即座に返信をしないと怒られるなどのアカハラも受けていて、結果的には1年の留年をすることになってしまいました。
ブイブイ
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「卒業、単位、進級の妨害」のアカハラ事例
次は「卒業、単位、進級の妨害」のアカハラ事例を紹介していくデジ。これは単位を与えないなどして卒業や進級を教授が邪魔する行為デジ。
単位って大学生にとっては命の次くらいに大事だよね。
単位が無ければ留年デジからね。もちろんレポートの点数が足りないなどの理由があって単位を与えないのは普通デジ。ここで言うのは、私怨など正当な理由なしに単位を与えないことデジ。
事例①
Aさんは毎日のように早朝から深夜まで続く研究を続けさせられました。さすがに身体がもたず1日だけ休みをとると「勝手に休んでんじゃねぇ!お前には単位をやらん!」と言われてしまいました。
ブイブイ
事例②
Bさんは教授から出された研究テーマにそってレポートを作成しました。そのレポートを提出しようとしたところ、正当な理由もなく受け取りを拒否されてしまいました。
ブイブイ
事例③
卒業研究を完了したはずのCさんでしたが、教授からさらなる実験を要求され、しかもそれを行わなければ「卒業させない」と言われてしまいました。
事例④
身体が弱く講義を休むことも多かったDさんは教授から嫌われており、単位が足りているにも関わらず「不真面目だ!」という理由から留年を強要されました。
事例⑤
Eさんは睡眠時間を削りつつ大学の研究と就職活動を同時に行っていましたが、教授から「研究をさぼって就職活動なんかしているやつは留年だ!」と理不尽な宣告をされてしまいました。
事例⑥
本来であれば卒業に十分な成果をあげたFさんでしたが、教授が卒業の判定基準を操作し卒業させませんでした。
事例⑦
教授の指示通りに実験をし指定された通りに論文を出したGさんは、これで単位が取得できると安心していました。しかし、ある講義中に教授の意見に異議をうったえてしまったところから教授の態度があからさまに冷たくなり、結局理由がわからないまま単位がもらえず、結局3月には卒業ができず秋卒業になってしまいました。
事例⑧
医療系の資格の実習を受けるにあたり、担当教員以外の教員に実習資料にかんする相談をしたところ、それを知った担当教員がその後の指導を一切拒否したため、最終的に実習に参加することができませんでした。当然ながら資格取得も実現はしませんでした。
ブイブイ
事例⑨
大学のゼミの担当教授とあまり仲が良くなかったHさん。翌年はゼミを移る予定だったのですが、担当教授は「手をかけたのにゼミを移るなんて…」と憤慨。そのせいか提出物を出したにもかかわらず「提出していない」、発表したにもかかわらず「発表していない」など虚偽の評価を受けたHさんは、ゼミの単位が取得できず留年になるかもしれないと、大学のハラスメント窓口に相談することにしました。
ブイブイ
「選択権の侵害」のアカハラ事例
次は「選択権の侵害」のアカハラ事例を紹介していくデジ。これは無理矢理やりたくもない研究テーマを押し付けられたり、教授の変更を申請した時に「じゃあ退学」など選択肢を奪われてしまうアカハラを指すデジ。
これまた酷い…。
また成績が優秀な生徒に対して就職に必要な推薦書を用意しなかったり、会社に圧力をかけて内定を取り消したり。就職という選択を奪うのもこれにあたるデジ。
事例①
建築に関する知識を身に着けるため大学に入ったAさんでしたが、教授から渡された研究テーマは何故か子どもの行動に関するものでした。興味のない研究テーマを押し付けられたAさんは泣く泣く退学しました。
ブイブイ
事例②
もともとは実写映像の勉強をしていたBさん。ある時から3DCG(三次元グラフィックス)に興味が出てきたので指導教員の変更を申し出たところ、「俺の指導が気に入らないなら退学しろ!」と指導教員の変更を受け入れてくれませんでした。
ブイブイ
事例③
研究がスムーズに進んでいるにも関わらず、研究が滞るという理由からCさんは就職活動を禁止されてしまいました。そのことに意義を申し立てると「じゃあ勝手にしろ。でも卒業はさせないぞ。」と脅されました。
ブイブイ
事例④
ある大学教授は生徒の志望先にあらぬ噂を流したり、圧力をかけることで内定を取り消させました。
ブイブイ
事例⑤
非常に優秀な実績を残しているEさんでしたが、教授が「忙しいから」という理由でいつまでも推薦状を書いてくれませんでした。
ブイブイ
事例⑥
芸術大学のゼミで日本画の勉強をしていたFさん。ある日、自分が希望したわけでもないのに油絵のゼミへと移るよう命じられてしまいました。
事例⑦
もともと希望している職種があったにも関わらず、大学のゼミの担当教授から別の職種の就職先を強く勧められてしまい、断ることができず結局希望する仕事は諦めることになってしまいました。
「研究成果の収奪」のアカハラ事例
次は「研究成果の収奪」のアカハラ事例を紹介していくデジ。これは国際的なルールを破って研究論文の著者を決めたり、アイデアを盗んだりする行為を指すデジ。
うーん?どゆこと?
ちょっとしか関わってない教授が「研究論文の第一著者にしろ!」と迫ってきたり、自分が考えたアイデアを教授が勝手に奪って発表したりデジね。詳しくは以下の事例をチェックデジ!
事例①
アイデア出しから実験まで自分で行った研究論文なのに、教授が少し加筆修正しただけで「俺を第一著者にしろ」と要求してきました。そうしないと留年させるとの脅しから、Aさんは要求を認めざる得ませんでした。
ブイブイ
事例②
助教授のBさんが教授に研究データを見せたところ、教授が先に“自分の研究として”同じテーマの研究論文を発表。抗議をしたところ「助教授と教授の関係はこういうものだ」と言われてしまいました。
ブイブイ
事例③
Cさんが一人で書き上げた研究論文に対して教授が「共著者に俺を入れておけ!」と言ってきたので理由を聞いてみると「研究室の場所代だ!」と理不尽な要求をされました。
事例④
卒業論文を教授に提出しようとしたところ「俺の名前を加えないなら受けとらないよ」と共著を要求されました。
事例⑤
Eさんは教授からヒントを貰い論文のテーマを決めました。後日、教授に論文の完成を伝えると「俺がヒントを出したから共著者な。名前は俺が一番上な。」と言われました。
事例⑥
ゼミの講義中、ある生徒の出したアイデアが後日、教主の研究論文として発表されました。
事例⑦
研究所に勤務していたFさん。指導教授と共にいくつもの論文を作成してきましたが、基本的に調査や執筆はFさんの仕事で、指導教授はチェック程度。それにも関わらず、筆頭著者はいつも指導教授の名前でした。しかも論文の出来が悪いとFさんは指導教授から罵倒されていました。
「暴言、過度の叱責」のアカハラ事例
次は「暴言、過度の叱責」のアカハラ事例を紹介していくデジ。これは暴言などで生徒や部下を傷つける行為デジね。「バカ」とか「無能」などが代表的デジ。
シンプルに傷つくやつ…。
セクハラまがいの発言もこれに含まれることがあるデジ。詳しくは以下の事例をチェックしてほしいデジね。
事例①
教授にあまり好かれていないAさんは、論文に些細な誤字脱字があるだけで「ちゃんと確認もできないのか!馬鹿!」「生きてる価値ないんじゃないの?」などの罵倒を受ける羽目に。また講義中も些細な理由から多くの生徒の前で「だから偏差値〇〇なんだよ!」「このチビが!」などの暴言を浴びせられます。
ブイブイ
事例②
真夏日ということもあり薄着でゼミに出席したBさんは、教授に「スカート短いし露出多すぎじゃない?誘ってるの?」とセクハラにあたる発言を受けました。
ブイブイ
事例③
卒業論文を教授に提出したところ中身に納得がいかなかったのか、「これだから・・・やっぱりこの研究に女は向かないな!」と性別による差別的な発言を受けてしまいました。
事例④
ある大学に通うDさんは教授から「地獄を見ろ」「死ね!」「こんな研究しかできないのか?」などの暴言をあびせられ、さらには研究データの削除を強要されることもありました。結局、女性はゼミの変更を余儀なくされました。
事例⑤
ある大学の教授が20代の女子学生4人に対し、具体的な指示を与えず、繰り返し叱るという行為を行いました。その後、教授は停職2か月の懲戒処分を受けました。
ブイブイ
事例⑥
Fさんはゼミのたびに教授から数時間にわたる叱責を受けていました。また、ゼミのグループラインでも明らかに他の生徒とは待遇が違い、そのことに耐え切れずFさんは大学をやめてしまったのです。
アカデミックハラスメント(アカハラ)の相談窓口
アカデミックハラスメントの被害にあってる人は以下の相談窓口を頼るのがおすすめデジ。
- 大学の相談窓口
- NPOアカデミック・ハラスメントをなくすネットワーク
大学内に相談窓口や相談センターが設置されていれば、まずはそこを頼るのがおすすめデジね。大学内にあるから気軽に利用できるデジ。
そんなのあるんだ!
また「NPOアカデミック・ハラスメントをなくすネットワーク(NAAH)」も有名な窓口デジね。電話はもちろん、メールや受付フォームからも相談できるし、匿名の投書も受け付けているデジよ!
限界がくる前にアカハラ対策!
アカハラには本当にいろいろな事例があるデジね。中には「人間としてありえない!」と思うような行為も少なくないデジ…。
人によっては「教授に怒られるのは自分が悪い」「単位が貰えなかったのは自分の研究がイマイチだったから」と考え諦めてしまいがちデジが、下手をすればいつまでも大学を卒業することが出来ない可能性だってあるデジ!
また過度なストレスによって精神が限界を迎えてしまうことも考えられるデジ…。そうなる前に、心療内科を受診したり、家族や友人に相談したり、窓口を頼ったりと、何かしらの対策を講じてほしいデジね!
ざぶとん君
ブイブイ