派遣薬剤師という働き方を考えた時、メリット・デメリットが分かっていないと不安デジよね。「給料が高い」などの理由だけで派遣薬剤師を始めてしまうと、後でデメリットに苦戦してしまうかもしれないデジ。
今回は派遣薬剤師として働く際のメリット・デメリットを余すことなく紹介していくデジから、派遣という働き方を考えてる人は最後までチェックしてほしいデジ!
ブイブイ
型落ちのAIロボットで少々劣化パーツあり。なぜか就職・転職業界に詳しく、AIロボットだけに知識の蓄積量は半端ない。新しいものや話題のものが大好きなミーハーロボット。
ガーデン
細身でソース顔のイケメン。過去3回の転職経験を持つが、その転職によって確実にキャリアを積んできている。探求心が強くとにかくインターネットで調べまくるのが特徴。
目次
派遣薬剤師のメリット
まずは派遣薬剤師として働くメリットを紹介していくデジよ。
- 時給が高め
- 勤務時間・勤務地の融通がききやすい
- 様々な職場を体験できる
- 嫌な職場を早期で辞められる
- 産休・育休・有給休暇も取得できる
時給が高め
派遣薬剤師といえば時給が高めなことで有名デジね。
派遣ってあんまり給料がよくないイメージもあるんだけど…。
確かに誰でもできる単純作業の派遣は時給が低めデジが、薬剤師の場合はきちんと資格を持っているわけで、待遇もそう悪くないデジ。一般的な派遣だと高くても時給2,500円くらいデジが、派遣薬剤師なら時給2,500円や3,000円が相場デジ。
3,000円なら1日8時間働いて2万4,000円か。いいね!
1日8時間の月20日勤務で年収が約580万円デジね。もはや派遣社員とは思えないレベルで稼ぐことも可能デジ。ちなみに、中には時給9,000円の求人もあったりするんデジよ!まぁ、これについては極端な例デジが。
9,000円!?8時間も働いたら1日で7万円オーバー!
薬剤師の派遣については、派遣=給料が低め、といったイメージが全く通用しない世界デジ。もはや正社員より年収が良いケースも少なくないデジからね!
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ブイブイ
勤務時間・勤務地の融通がききやすい
派遣薬剤師は正社員に比べて勤務時間・勤務地の融通がききやすいのもメリット、デジね。
そうなのかい?
これは薬剤師に限った話じゃないデジが、派遣は希望の勤務時間や勤務地を伝えておけば、それに沿った仕事を紹介してもらいやすいデジ。たとえば子どものお迎えがあるから16時まで、といった希望も叶えてもらえるデジよ。
育児をしながらの労働もしやすいってことかな?
そうデジね。実際、育児と両立したいため派遣を選ぶママ薬剤師も多いデジ。勤務地についても保育園から徒歩10分など細かく調整してもらえるデジ。もちろん、育児ではなく趣味などプライベートとの両立を目指して派遣薬剤師になるのもありデジよ。
様々な職場を体験できる
正社員の場合は基本的に定年退職まで同じ職場で働くこととなるデジ。しかし、派遣薬剤師は原則として数か月~数年ごとに職場が変わるため、ドラッグストアや調剤薬局、病院や製薬会社など様々な職場を体験できるデジ!
何だか楽しそうだ!
職場によって仕事内容もコロコロ変わるデジから、実際に楽しいし飽きにくいと思うデジよ!薬剤師って本当に働き口が幅広いデジから、自分に合った職場を探すために、派遣として転々してみるのもいいんじゃないデジかね!
嫌な職場を早期で辞められる
派遣で働く場合は3ヶ月くらいごとに契約更新がやってくるため、よしんば嫌な職場に派遣されたとしても、早めに辞めることができるデジ。
正社員だとそうはいかないからなぁ。いいなぁ。
人間関係でトラブルがあっても、仕事が合わなくても、ミスを起こして居づらくなっても、数か月で辞められるのは魅力的デジね。ちなみに、早期で辞められることを活かして自由な働き方をしてる人もいるデジ。
自由な働き方?
たとえば3ヶ月くらいみっちりと働き、そのお金で1ヶ月くらい豪遊して、また3ヶ月くらいみっちり働き・・・といったライフスタイルの人もいるデジ!
ちょっと将来が怖いけど・・・それはそれで楽しそう!
産休・育休・有給休暇も取得できる
よく勘違いされてるデジが、別に派遣薬剤師でも基本は産休も育休も取得できるデジ。有給休暇も付与されるデジ!
そうだったのか!
派遣社員は派遣会社に雇用されてるデジからね。その派遣会社の規定に従ってもろもろの福利厚生を受けられるデジ。
派遣として働くなら頭に入れておきたい情報だね。
そうデジね。ただ、福利厚生を受ける条件は派遣会社によって異なるデジ。あらかじめ派遣会社のルールを確認しておくと、いざという時に安心デジよ。また福利厚生が充実してても基本的にボーナス・退職金は期待しない方がいいデジ。
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派遣薬剤師のデメリット
派遣薬剤師として働くデメリットについても紹介するデジ。
- 忙しい職場への派遣が多い
- 一定期間ごとに職場が変わる
- 派遣の扱いがひどい会社もある
- 希望条件の勤務地が見つからないことも
- 派遣切りもありえなくはない
忙しい職場への派遣が多い
先ほど派遣薬剤師は時給が高いと話したデジが、その分、仕事は忙しいことが多いデジ…。
大変だからこそ対価が多いのか。
そもそも派遣社員を募集するのは、繁忙期で人手が足りなかったり、急な退職者の補填をするためデジ。つまり一時的に忙しい現場を何とかしてほしいからこそ派遣社員にヘルプを頼むデジ。だから、どうしても仕事は忙しくなってしまいがちデジ。
なるほど。新しい正社員を雇うまでの緊急ヘルプ的な役割なのか。
始業から就業まで、えんえんと患者さんに服薬指導を行うような日も・・・デジ。もちろん全ての派遣先が忙しいわけじゃないデジが、派遣薬剤師として働くなら、あるていどは忙しいことを覚悟しておいた方がいいデジよ。
一定期間ごとに職場が変わる
派遣薬剤師は3ヶ月くらいで契約更新があるため、嫌な職場も早めに辞められることをメリットとして話したデジね。しかし、この定期的な契約更新についてはデメリットとなりえるデジ。
3ヶ月くらいで契約更新があるから、同じ職場に長くいられないってことかい?
その通りデジ。派遣薬剤師の場合は長くても同じ職場に3年間くらいしかいられないデジ。むしろ3年だって稀な例でほとんどの派遣薬剤師は3ヶ月~6ヶ月で職場を移るデジ。
かなりスパンが短いんだなぁ。
そのため正社員のように昇進・昇給なんてまず無理デジし、患者さんとの関係構築も非常に難しいデジね。
患者さんと関係を?
薬剤師は患者さんに薬のことを説明する仕事でもあり、徐々に信頼関係を築くことで、健康を支えることができると考えられてるデジ。しかし、3ヶ月や6ヶ月ではせいぜい常連さんの顔と名前が一致し、何となく人となりが分かったくらいで終わってしまうデジ。
3ヶ月や6ヶ月ってすごい短いもんね。それも患者さんが来るのは週1とか月1とかだろうし。
そのため、患者さんとの関係構築に喜びを感じる人にとって、派遣薬剤師はあまり向かない働き方デジ。
派遣の扱いがひどい会社もある
派遣社員と正社員で格差のある会社も存在するデジ。特に多いのは「派遣薬剤師=外から来たよそ者」という考えが強く根付いており、正社員の人から同僚として見てもらえないパターン、デジね。
そういった会社だと・・・やっぱりいじめとかが発生するのかい?
そうデジね。派遣という理由から仕事をさせてもらえなかったり、「派遣がへたに手をつけないで!」と怒られたりするケースもあるデジ。上層部が人手不足と判断して派遣を入れたとしても、現場では歓迎されないこともある。これも覚えておいてほしいデメリットのひとつデジ。
希望条件の勤務地が見つからないことも
勤務時間・勤務地の自由がきくのは派遣薬剤師の大きなメリットデジが・・・これがデメリットにもなりえるデジ。
さっきも同じような台詞を聞いたような・・・。で、なんでデメリットに?
希望する勤務時間・勤務地を絞れば絞るほど派遣先は限られてくるデジ。そのため、ある会社の派遣を終えた後、次の派遣先がなかなか見つからないこともありえるデジ。
派遣から派遣までの間が空いてしまうわけか。
もちろん派遣会社も希望条件にマッチした派遣先を全力で探してくれるデジけどね。完全にマッチしたものは見つからず、勤務時間の条件は満たすものの勤務地が遠め、といった派遣先の紹介も少なくないデジ。
いろいろと条件が限られてくるママ薬剤師は大変そうだ…。
派遣切りもありえなくはない
派遣薬剤師を考えるうえで、「派遣切り」が気になる人も多いと思うデジ。
派遣切りは話題にもなったからなぁ。
結論から言うと、派遣薬剤師でも派遣切りの可能性はあるデジ。いくら薬剤師であっても派遣として働く以上は避けられないデジね。
やっぱりあるのか…。
ただ他の業界に比べると派遣切りは少ないと言われてるデジ。薬剤師は特別な資格を持っているし、昨今は人手不足デジからね。派遣に頼らないと薬剤師不足でやっていけない会社は少なくないデジ。
う~ん。安心とは言えないけど、他に比べればましってことか。
派遣薬剤師が向く人・向かない人
今回紹介したメリット・デメリットを踏まえ、派遣薬剤師に向く人・向かない人の特徴を考えていくデジよ。
派遣薬剤師に向いてる人は?
派遣薬剤師は以下のような人に向いてるデジね。
- 育児やプライベートと両立したい人
- いろんな職場で働いてみたい
- 高収入を目指す人
- 気軽に働きたい人
派遣薬剤師として働く大きなメリットは、勤務時間・勤務地などの融通がきくため、育児やプライベートと仕事を両立しやすいことデジ。適度に働きつつ、あるていどの給料をもらって、ゆとりのある生活をしたい。そんな人におすすめデジね。
働き方が多様化している今、こういったやや気軽な労働方法もありだよね。
しかも、一般的な派遣社員とは違い、派遣薬剤師なら時給3,000円くらいの高収入を目指せるデジからね。加えて派遣には数か月ごとの契約更新があるため、数か月だけ働き、長期間の休みを取り、また数か月だけ働くといった自由度の高い働き方もできるデジ。
さっきも言ってたけど、それ、本当に楽しそうだなぁ。
ただし、派遣薬剤師は正社員と違って将来性がやや不安デジ。必ずしも次の職場が見つかるとは限らないデジから、安定性を求めるなら派遣薬剤師はやめた方がいいかもしれないデジ。
派遣薬剤師に向かない人は?
以下のような人は派遣薬剤師に向かないデジね。
- 長く同じ職場で働きたい人
- 仕事の覚えなおしが面倒な人
- 人間関係の再構築が面倒な人
- 患者との関係構築がやりがいの人
とにかく同じ職場で長く安定して働きたいのなら、派遣薬剤師ではなく正社員を目指すべきデジ。派遣薬剤師だと数か月ごとに職場をかえ、仕事を覚えなおしたり人間関係を再構築しないと駄目デジ!
新しい職場や人間関係がストレスになるタイプの人には向かないね。
あと、薬剤師の場合は患者さんとの関係構築もネックになるデジ。常連さんと長期にわたって信頼関係を築いていく。これにやりがいを感じるタイプの人は、やっぱり派遣薬剤師じゃなく正社員を目指すべきだと思うデジ。
安定性をとるなら正社員、気軽さをとるなら派遣、といった感じかな。
派遣薬剤師にはメリットもデメリットもある!
派遣薬剤師には
「勤務時間・勤務地の融通がきく」「時給が高め」「様々な仕事を体験できる」といったメリットがある一方、「3ヶ月くらいで次の職場に移らないといけない」「しかも次の職場がすぐ見つかるとは限らない」といったデメリットも見受けられるデジ。
自由度の高い魅力的な働き方なのは確かデジけど、安定感で言えば正社員と比べて非常に不利デジから、今回紹介したメリット・デメリットを踏まえ、派遣薬剤師という働き方が自分にマッチしているか、よ~く考えてみてほしいデジ。
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