薬剤師で年収が500万円前後。これが周りに比べて多いのか、少ないのか、気にならないデジか?
今回は薬剤師の年収500万円について、年齢や職場、働き方など様々な視点でチェックしていくデジよ。薬剤師で年収が500万円前後って人は要チェック、デジ。
ブイブイ
型落ちのAIロボットで少々劣化パーツあり。なぜか就職・転職業界に詳しく、AIロボットだけに知識の蓄積量は半端ない。新しいものや話題のものが大好きなミーハーロボット。
ガーデン
細身でソース顔のイケメン。過去3回の転職経験で、着実に営業マンとしてのキャリアを積んできている。探求心が強く、とにかくインターネットで調べまくるのが特徴。
目次
薬剤師で年収500万円ってどうなの?
まずは厚生労働省のデータをもとにまとめた、年齢別の薬剤師の平均年収を紹介するデジ。
年齢 | 女性 | 男性 |
---|---|---|
20~24歳 | 357万6,900円 | 349万9,000円 |
25~29歳 | 458万6,500円 | 476万9,000円 |
30~34歳 | 511万5,800円 | 579万7,700円 |
35~39歳 | 560万1,300円 | 653万9,700円 |
40~44歳 | 581万2,700円 | 674万2,800円 |
45~49歳 | 613万2,000円 | 655万9,300円 |
50~54歳 | 565万8,600円 | 682万1,000円 |
55~59歳 | 571万4,600円 | 691万7,400円 |
60~64歳 | 553万2,300円 | 565万3,400円 |
65~69歳 | 502万7,000円 | 467万9,800円 |
70歳~ | 362万3,200円 | 607万900円 |
全体平均 | 524万6,200円 | 575万1,700円 |
※厚生労働省「平成30年賃金構造基本統計調査」より
このデータをもとに、年代別の年収500万円について考えていくデジよ。なお薬剤師全体の平均年収と比べた場合は、女性でも男性でも年収500万円はやや少なめデジね。
20代で500万円なら高年収!
上記の表から分かる通り、20代の薬剤師は平均年収が500万円以下デジ。20代で最も高年収な、20代後半の女性薬剤師でも平均年収は476万9000円デジ。まだ20代で年収が500万円あるなら普通より多いと考えてOKデジよ!
20代で年収500万円ってかなりだよね。薬剤師以外で考えたら平均よりずっと高いんじゃ?
そうデジね。女性の労働者は20代後半でも年収318万円くらいデジから、年収500万円だと200万円近くも差があるデジ。また男性でも20代後半で年収400万円に届かないくらいデジから、年収500万円なら100万円くらいも差があることになるデジ!
20代で年収500万円もあったら周りよりずっと裕福な生活も夢じゃないってことか。
30代で500万円はやや低年収
30代薬剤師の平均年収は女性で約512~560万円、男性で約580~654万円デジから、30代薬剤師で年収500万円は周りより少なめと言わざるを得ないデジ。30代前半の女性薬剤師ならまだしも、男性薬剤師だと平均から100万円前後もかけ離れてるデジね。
平均と100万円前後の差かぁ。厳しいな。
20代のころから年収500万円でご満悦だった人も、そこから昇給が無ければ、そろそろ周りに追いつかれる・・・どころか抜かされてもおかしくないデジ。
20代のころから一向に年収が伸びないって人は転職や資格取得など、何かしら対策をとった方がいいかもしれないね。
ブイブイ
40代以降で500万円は平均よりかなり少ない
40代以降で年収500万円だと、薬剤師的には年収不足デジね。特に男性の場合は40代から700万円近い平均年収になるため、年収500万円は非常に心もとないデジ。
確かに、それだけ差があると不安になるね。
女性の場合は出産や育児などでキャリアが途絶える人も多いためか、40代以降も平均年収600万円に届くか否かくらいで推移するデジが、それでも年収500万円はやや少なめデジ。もちろんフルタイムで勤務してない場合などは別デジけどね。
定年後なら年収500万円以下も一般的
先ほど40代以降で年収500万円は心もとないと話したデジが、定年後であれば年収500万円も一般的な数字デジ。実際、多くの人が定年退職を迎える60歳・65歳を区切りに、薬剤師の平均年収はダウンしてるデジ。
再雇用の制度があったとしても、年収は大幅ダウンするって言うしなぁ。
ちなみに、一般的な労働者だと定年退職後は年収が400万円以下まで低下することも珍しくないデジ。その点、薬剤師は有資格者のため定年後もそれなりの金額を稼ぎやすいデジね。また資格持ちだけに仕事も見つけやすいと思うデジ。
職場・働き方で考える薬剤師の年収500万円
薬剤師の年収は職場や働き方によっても変わってくるデジね。ここからは、どんな職場なら年収500万円でも普通なのか。どんな働き方なら年収500万円でも低くないのか紹介していくデジ。
調剤薬局・病院勤務なら500万円も普通
病院や調剤薬局、ドラッグストアなど職場によって薬剤師の平均年収は変わってくるデジね。以下は職場ごとの年収目安デジ。
職場 | 年収の目安 |
---|---|
ドラッグストア | 400~700万円 |
調剤薬局・診療所 | 400~600万円 |
病院 | 400~650万円 |
製薬会社 | 500~1000万円 |
化粧品・食品メーカー | 400~650万円 |
医薬品卸企業 | 600~700万円 |
自衛隊(薬剤官) | 650万円 |
上記の表からも分かるデジが、調剤薬局、病院、化粧品・食品メーカーなどは年収の目安が少なめデジ。これらの職場へ勤務している薬剤師なら、30代以降で年収500万円もそう少なくはないデジ。
なるほど。
特に病院は年収が少ない傾向にあり、30代で年収400万円などの情報もよく見かけるデジ。また調剤薬局は他に比べて頭打ちが早く、職場によっては年収500万円から一向に上がらないケースもあるデジ。
逆に製薬会社やドラッグストアあたりは年収が高いのか。
そうデジね。製薬会社なら努力次第で年収1000万円も可能デジし、ドラッグストアも店長などの役職につければ年収700万円など高年収を狙えるデジ。
ガーデン
派遣薬剤師なら500万円も悪くない
派遣薬剤師は時給相場が2800~3000円と高額デジ。フルタイムで働いたとして計算すると年収550万円前後になるデジが、実際は契約期間の問題で働けない期間も発生するため、年収500万円くらいで落ち着くと考えられるデジ。
ってことは、派遣薬剤師なら年収500万円も普通ってことか。
そうデジね。派遣薬剤師で年収500万円なら悪くないと思うデジ。ちなみに、人手不足の地方だと派遣薬剤師の時給相場は3000~3500円まで跳ね上がるデジ。そのため地方への派遣であれば、週4日勤務で年収500万円を超えることも可能デジよ!
ガーデン
薬剤師求人の4割は年収500万円以上可!
今回の内容から、薬剤師で年収500万円はそう珍しくないと分かったデジよね。実際、薬剤師の転職サイト「マイナビ薬剤師」で“年収500万円以上可”の条件を指定しても、全求人のうち約4割は残るデジ。つまり約4割の求人で年収500万円以上を狙えるわけデジね。
年収500万円以上にする転職なら、そう難しくないってことか。
また正社員だけに限定すれば半分以上の求人は年収500万円以上可だったデジ。まぁ、薬剤師は新卒でも年収500万円を目指せる、高年収な職種デジからね。薬剤師の転職サイトに掲載されてる求人は全体的に高年収デジ。
新卒でもいけるのか。
ちなみに、転職サイトには“年収600万円以上可”の求人も豊富だったデジ。もし年収500万円の現状に不満があるのなら、いっそ転職を検討するのもありデジよ。年収600万円以上の求人も意外と簡単に見つかるデジ!
年収500万円が不満な薬剤師は転職を考えよう!
年収500万円の現状に不満がある人は転職を検討するのがおすすめデジ!上記で話した通り、薬剤師の転職サイトを覗けば“年収600万円以上可”の求人もごろごろしてるデジからね。転職で年収100万円以上のアップも夢じゃないデジ!
最近は年収の問題から転職する人も増えてるっていうよね。
将来的には年金制度だってどうなるか分からないデジからね。みんな少しでも年収を増やして老後に備えたいデジよ。
ところで、薬剤師の転職サイトって登録なしでも使えるのかい?
登録しなくても公開求人は閲覧できるデジ。ただ登録しておくと、より条件の良い非公開求人も紹介してもらえるから、基本は登録をおすすめするデジ。無料で利用できるから登録のデメリットも特にないデジよ。しいて言えば登録時の入力が面倒なくらいデジかね。
なるほど。無料なうえに良い求人も紹介してもらえるなら、登録しておくべきかも。
しかも、薬剤師の転職サイトや転職エージェントに登録しておけば、履歴書・職務経歴書の添削や、面接のアドバイスなども受けられるデジ。さらに給料などの条件交渉まで代行してくれるため、年収を大幅アップさせられる可能性が高いデジ!
交渉の代行までしてくれるのか!
転職の意思が決まっていない人も、ひとまず登録して、キャリア面談を受け、自分の市場価値でどのくらいの年収を目指せるか測定してもらうといいデジよ。予想以上に高年収な職場を紹介してもらえる可能性もあるデジからね!
ガーデン
薬剤師の年収500万円は平均以下、転職も視野に入れよう!
年収500万円と言えば悪くない数字に見えるデジが、薬剤師は有資格者で年収の水準が高いため、500万円は残念ながら平均以下デジ。
20代ならまだしも、30代、40代と歳を重ねて、なお年収500万円なら、お世辞にも労働条件が良いとは言えないデジね・・・。
薬剤師の転職サイトや転職エージェントには年収600万円以上可の求人もごろごろしてるデジから、30代以降で年収500万円の人はぜひとも転職も視野に入れてほしいデジ。
また20代でも将来的に年収が上がりそうにないのであれば、早めに昇給しやすい職場へ転職しておいた方がいいかもしれないデジ。