これを読んでる人は薬剤師の離職率について気になってるデジね!どのくらいの人が仕事を辞めてるのかは、自分が仕事を辞めるか否かの参考になるデジから、退職or転職を考える時に離職率を調べるのは賢い行為だと思うデジよ!
というわけで今回は薬剤師の離職率について紹介するデジよ。また薬剤師の離職率が高くなりやすい職場の特徴なども解説してるデジ。
ブイブイ
型落ちのAIロボットで少々劣化パーツあり。なぜか就職・転職業界に詳しく、AIロボットだけに知識の蓄積量は半端ない。新しいものや話題のものが大好きなミーハーロボット。
あいちゃん
小柄で可愛らしいみんなのアイドル。これまでの転職経験は2回で、現在は女性が働きやすい病院受付の仕事をしている。仕事はしっかりこなすが実は超ワガママな性格。
目次
薬剤師の離職率はどのくらい?
厚生労働省のまとめたデータに、産業別の離職率を記載したものがあるデジ。それによれば、産業別の離職率は以下のようになっていたデジ。
産業 | 離職率 |
---|---|
宿泊業、飲食サービス業 | 26.9% |
生活関連サービス業、娯楽業 | 23.9% |
サービス業 (他に分類されないもの) | 19.9% |
教育、学習支援業 | 16.6% |
医療、福祉 | 15.5% |
不動産業、物品賃貸業 | 13.7% |
卸売業、小売業 | 12.9% |
情報通信業 | 11.8% |
金融業、保険業 | 11.1% |
運輸業、郵便業 | 10.5% |
学術研究、専門・技術サービス業 | 10.1% |
製造業 | 9.4% |
複合サービス事業 | 9.3% |
建設業 | 9.2% |
※厚生労働省「平成30年雇用動向調査結果の概要」より
※1年間の離職率
上記は離職率が高い順に産業を並べたものデジ。このデータによれば医療、福祉の離職率は15.5%で5番目に離職率が高いデジ。ブラックが多いことで知られる保険業や運輸業よりも離職率が高いデジ。
でも、医療と福祉だから薬剤師以外も含まれるのよね?
そうデジね。医師や看護師なども含まれるデジが、業界単位で離職率が高いのだから、薬剤師も離職率は決して低くないと考えられるデジ。
なるほどねぇ。
また2010年の古いデータになってしまうデジが、MMPR(メディカルマーケティングプロモーションリサーチ)が薬局経営者・経営幹部に行ったアンケートによれば、薬剤師全体の離職率は10%だったようデジ。なお一般的な離職率も10%くらいと言われてるデジ(どちらも1年間での離職率)。
凄く離職率が高いってことはないけど、低くもない感じね。
そうデジね。飲食店などのように極端な高さはないデジが、全体で見れば平均的あるいはやや高め、といったところデジ。
大手の方が離職率は高い
なお薬剤師の離職率は大手の方が高いとされてるデジ。先ほど紹介したMMPRのアンケート結果によれば、5店舗以下の小規模な職場だと1年間の離職率が6%だったのに対して、31店舗以上のチェーン店だと離職率は16%にも上ったデジ。
店舗の規模でそんなに違うのね!
また5店舗以下の職場だと勤続3年以上の割合が70%もあるデジが、31店舗以上の職場になると58%まで低下するデジ。つまり規模の大きな職場ほど早期で辞めてる人が多いデジ。
大手の方が安心して長く働けそうだけど、そうでもないのね。
さらに「平成30年賃金構造基本統計調査」によれば、薬剤師は職場規模が小さいほど高年収デジ。これは小規模な職場ほど離職率が低く、勤続年数が長い人が多いためかもしれないデジ。
普通は勤続年数に応じてお給料が増えていくものね!
勤続年数から見る薬剤師の離職率
離職率が高い職場であれば平均勤続年数は短く、逆に離職率が低い職場であれば平均勤続年数は長くなるはずデジね。ここからはドラッグストア・製薬会社の平均勤続年数から離職率を考えていくデジよ。
ドラッグストアの平均勤続年数
大手ドラッグストアの平均勤続年数をまとめてみたデジ。
- クスリのアオキ:3.9年
- サンドラッグ:8.0年
- ウエルシア薬局:9.7年
- ココカラファイン:9.9年
- カワチ薬品:11.0年
※各ドラッグストアの採用情報より
国税庁「平成29年分民間給与実態統計調査」によれば平均勤続年数は12.1年デジから、ドラッグストアの勤続年数は全体的に短めだと分かるデジね。
勤続年数が短いってことは・・・それだけ離職率が高いってこと?
その可能性は高いと思うデジ。残念ながら上記は薬剤師以外も含む全体の勤続年数デジから、絶対に薬剤師の離職率が高いとは言い切れないデジが、残業や転勤の多さから早期で辞めるドラッグストア薬剤師も多いと聞くデジ。
製薬会社の平均勤続年数
次に製薬会社の平均勤続年数も見ていくデジ。
- 武田薬品:14.3年
- 大日本住友製薬:17.2年
- 第一三共:19.1年
- ツムラ:19.8年
- エーザイ:20.8年
※各製薬会社の採用情報より
上記の通り、製薬会社は平均勤続年数が長めデジ。これも薬剤師に限定したデータではないものの、製薬会社なら離職率が低く、長く働ける可能性は高いデジね。
へぇ~。なんで製薬会社ってこんなに勤続年数が長いのかしら。平均の12.1年をかなり上回ってるわ!
薬剤師的に言うのなら製薬会社は給料が良いデジよ。製薬会社の薬剤師であれば年収1000万円以上も夢じゃないデジ。また福利厚生が整っていて休みがとりやすいところも多いようデジね。
高収入なうえにライフワークバランスも取れてるのね。それなら勤続年数が長いのも納得だわ!
薬剤師の離職率が高くなる職場の特徴
ドラッグストアは勤続年数が短く、製薬会社は勤続年数が長い。すなわちドラッグストアは離職率が高く、製薬会社は離職率が低めと予想できるデジが、なぜここまで差がついてしまうか分かるデジか?
え?よく分からないわ…。
これは待遇や職場の雰囲気の違いだと思うデジ。ドラッグストアは製薬会社に比べると給料が低かったり、人手不足から忙しいこともしばしば。ここからはそんな、離職率が高くなりやすい職場の特徴を紹介していくデジよ。
人手不足で仕事が忙しい
やはり人手不足で忙しい職場は退職者が増えがちデジ。具体的には週1しか休めなかったり、朝から夜遅くまで残業させられたり、一人で大量の患者さんを相手せざるえなかったり・・・デジ。
そんなの薬剤師じゃなくたって辞めたくなるわ!
規模の大きなドラッグストアは店舗をどんどん展開するわりに、薬剤師の人材補充が足りていない、なんて話もちょいちょい聞くデジし、忙しさから離職率が高くなってる側面もあると思うデジ。
今やコンビニレベルで存在するものね…。
逆に小規模な薬局などはマイペースで仕事できることも多いため、離職率がやや下がるのかもしれないデジね。
人間関係が悪い
薬剤師に限らず、仕事を辞める理由として最も多いのが人間関係の悪さデジ。嫌な先輩や上司がいて働きにくい。これじゃあ辞めたくなって当然デジ。
最近は上司からのパワハラ報告もよく見るわよね…。
特に忙しい職場だと、その忙しさからイライラが募り人間関係が悪くなりがちデジ。
あいちゃん
引っ越しを伴う転勤を要求してくる
全国展開しているドラッグストアなどは、数年に一度のペースで遠方への転勤を要求してきたりするデジ。それが嫌で辞めてしまう人も多いと聞くデジね。
転勤って本当に嫌よね。
中には勤務地を限定できるドラッグストアもあるデジが、そうでないドラッグストアは転勤が原因で離職率が高くなっている可能性も十分あるデジね。
給料が低い
離職率が高い職場は給料が低い傾向にあるデジ。仕事=給料とは言わないものの、やはり給料が低ければ他の職場に移りたくなるものデジ。
そりゃそうよね。がんばってもお給料が低いんじゃやってられないわ!
製薬会社の勤続年数が長いのも給料が高いからだと予想できるデジ。なお、薬剤師の職場で給料が低めなのは調剤薬局と病院デジね。
あいちゃん
昇進が望めない
先輩が多くて役職のポストが空かない。評価制度に問題がある。といった理由から昇進が望めない職場も離職率は高くなりがちデジ。薬局長や管理薬剤師になって年収アップを狙う人なら、昇進が難しいと分かった時点で転職を考えるデジからね。
でも、意外と多い気がするわ。評価制度に問題のある会社って。
確かに多いデジね。つまり離職率が低かったり、平均勤続年数が長い職場は評価制度が優れているのかもしれないデジ。頑張りがしっかり評価される職場なら長く勤めたいと思うのは当然デジね!
薬剤師は転職率も高い?不満を転職で解消する人も多数!
薬剤師の離職率はやや高め、あるいは平均的くらいデジ。で、退職した人のほとんどは違う職場へと転職するわけデジから、薬剤師は転職率もやや高めだと考えられるデジね。
実際に薬剤師で転職する人って多いの?
最近は薬剤師に特化した転職サイトや転職エージェントなども多く、転職のハードルが下がっているため、給料や職場環境を少しでもよくしようと転職する人が増えてるように感じるデジ。
薬剤師に特化した転職サイトなんてあるのね!
薬剤師に特化した転職支援サービスなら、職場の内情も把握しているため、今回紹介した「離職率が高い職場」を回避しやすいデジね。ようは転職した後に「こんなはずじゃなかった…」と後悔する確率を下げられるデジ!
あー。転職後の後悔ってよくあるのよね。その確率が低くなるのは助かるわ。
「今の職場は失敗だったから・・・次は少しでも長く働ける職場に移りたい!」といった人は、まず転職支援サービスへ相談してみてはどうデジかね。保有している求人も膨大デジから、きっと自分にぴったりの仕事が見つかるデジよ!
あいちゃん
薬剤師の離職率は普通orやや高め
厚生労働省のデータやMMPRのアンケートから見るに、薬剤師の離職率は普通orやや高めといったところデジね。
また勤続年数から見るにドラッグストアは離職率が高く、製薬会社は離職率が低いと予想できるデジ。もし同じ職場で長く働きたいのであれば、製薬会社への転職も視野に入れてみるといいデジよ。
ただ製薬会社は求人数が少なく転職の難易度が高いため、もし転職を考えるなら、まず薬剤師の転職支援サービスに相談してみてほしいデジ。転職支援サービスなら表に出ていない非公開求人も保有しているため、製薬会社へ転職できる確率がグッと上がるデジよ!