たまに「薬剤師って楽な仕事ですよね」といった意見を見かけるデジが、これには誤解があるデジね。
確かに職場次第では薬剤師の仕事が楽に感じるかもデジが、一方で決して楽とは言えない仕事も多いもので、一概に薬剤師の仕事が楽とは言い切れないデジ。
今回は薬剤師の職場ごとの仕事内容などを紹介していくデジから、薬剤師の仕事が本当に楽そうか確かめてみてほしいデジ!
ブイブイ
型落ちのAIロボットで少々劣化パーツあり。なぜか就職・転職業界に詳しく、AIロボットだけに知識の蓄積量は半端ない。新しいものや話題のものが大好きなミーハーロボット。
あいちゃん
小柄で可愛らしいみんなのアイドル。これまでの転職経験は2回で、現在は女性が働きやすい病院受付の仕事をしている。仕事はしっかりこなすが実は超ワガママな性格。
目次
薬剤師って楽な仕事なの?
まずは薬剤師の仕事が楽かどうか考えていくデジよ。
楽かどうかは職場次第
薬剤師の仕事は楽って人もいるけど、本当なのかしら?
嘘とは言い切れないデジが、事実とも言えないデジね。そもそも薬剤師と一口に言ってもドラッグストアや病院、調剤薬局、製薬会社、学校など様々な職場で働いているため、人によって仕事内容は全く違うデジ。
薬剤師っていろんな活躍の場があるのね。
また同じドラッグストア勤務であっても、A社の勤務は激務なのに対してB社の勤務は余裕があって楽、なんてこともあるデジ。結局のところ薬剤師の仕事が楽かどうかは職場次第なんデジよね。
よく公務員の仕事は残業が無くて楽!とか言うけど、それも職場次第って聞くものね。
その通りデジ。営業職はブラックなんて意見も多いデジが、それだって職場次第ではホワイトだったりするデジ。それに同じドラッグストア勤務だったとしても個人差があるため、Aさんは楽だと感じる一方でBさんは辛いと思ってるかもしれないデジ!
そういえば、だれにとっても楽な仕事なんて存在しないって聞いたことあるわ。
ブイブイ
そもそも資格の取得が困難
薬剤師の仕事が楽かはひとまず置いておいて、そもそも薬剤師になるハードルが高いっていうのはあるデジね。薬剤師になるには基本的に6年生の薬学部・薬学科を卒業しなくてはならないデジ!
何だか大変そう・・・。
実際に大変デジよ。一応は社会人になってから目指すことも可能デジが・・・おそらく仕事をしつつ資格を取得っていうのは難しいデジ。
薬剤師の資格取得がそんなに難しいなら・・・その分だけ仕事が楽とかないの?
それはないデジね。
薬剤師は楽な仕事?職場ごとの仕事内容をチェック!
ここからは薬剤師の職場ごとの仕事内容を紹介するデジから、自分にとってどの職場が楽そうかの参考にしてほしいデジ!
ドラッグストア
ドラッグストアで働く薬剤師の仕事内容は以下のようなものデジ。
- お客さんへの薬の説明
- 薬品の発注・管理
- レジ打ち・品出し・陳列
ドラッグストアで働く場合は、お客さんへの薬の説明など薬剤師らしい仕事に加えて、レジ打ちや品出しなどの業務も入ってくるデジね。
ドラッグストアだと掃除との雑用も多いし、大変そうだわ。
接客の機会が多いためコミュニケーションの能力を求められたり、取り扱い商品が多いため医薬品以外の知識が必要なのも特徴デジ。
薬剤師としての勉強にプラスαが必要になってくるのね。
現在の店舗の数を考えれば需要は高いと思われるデジが、人手不足の店舗に配属されると長時間残業などを強いられる恐れもあるデジね。ただ、給与の水準は病院等に比べて高いと言われてるデジ。
調剤薬局・診療所
調剤薬局(院外処方に対応)や診療所で働く(院内処方に対応)薬剤師の主な仕事は以下デジ。
- 処方箋を元に薬を調剤
- 患者さんへの薬の説明
- 処方状況など情報の管理
- 患者さんの家に出向いての業務
調剤薬局で働く薬剤師は、患者さんが病院でもらってきた処方箋を元に調剤したり、処方箋に誤りがないか確認したり、既に服用している処方箋があれば重複投与・相互作用の心配はないかチェックしたりするデジ。
何だか忙しそうだわ。
忙しさについては近くの病院によって異なるデジね。基本的に調剤薬局は病院に合わせて開局してるデジが、たとえば大学病院が近い場合は午前中こそ忙しいものの、午後は時間通りに終えられることが多いと言うデジ。
へぇ~。知らなかったわ。
診療所の仕事についても基本は調剤薬局と変わらないデジが、診療所内の処方のみ扱うため1人に任されることが多いデジね。診療所の勤務はやや余裕があるため、楽と感じる人も少なくないかもデジ。
ところで、患者さんの家に出向いての業務ってなに?
寝たきりなど動くのが困難な患者さんの家に出向いて、薬の飲み方や管理方法などを説明するんデジよ。高齢化社会により需要は徐々に増加しているようデジね。
病院
病院で働く薬剤師も多いデジね。主な仕事内容は以下のようなものデジ。
- 処方箋を元に外来・入院患者の薬を調剤
- 外来・入院患者への薬の説明
- 病院で使う内服剤・注射剤の調整
- 入院患者の注射剤の調剤
病院勤務についても、調剤薬局と変わらず薬の調剤や薬の飲み方・管理方法の説明が主な仕事になるデジね。ただ、病院の場合は外来の患者さんだけでなく、入院している患者さんに対しても薬の指導などを行うデジ。
薬剤師と言えば病院ってイメージもあるわ。
そうデジね。ドラッグストア等に比べると薬剤師的な専門性が高いことから人気があるデジ。そのため、求人倍率が高くなりやすいデジ。
それは困るわ…。
なお、病院での勤務はハードになりやすいという意見もあるデジ。もちろん病院によって異なるデジが、「とにかく楽な仕事を!」といった人には向かないかもデジ。その分だけやりがいはあるんデジけどね。
あいちゃん
製薬会社
製薬会社で働く薬剤師も多いデジね。主な仕事内容は以下のようなものデジ。
- 薬品になりえる成分の研究
- 新薬の安全性・有効性の確認
- 自社製品の安全・有効性プロモーション
- 自社製品の情報収集・整理・提供・保管
製薬会社も病院と同じく人気の高い仕事場デジね。研究や開発など非常に専門性の高い業務を担当できるデジ。
研究に開発、なんだか格好いいわ!
ただし、研究や開発として働くなら一定の経験や博士号取得などが必要になることもあり、ハードルは高いと言わざる得ないデジ。
あら。
製薬会社の場合は利益率が高いこともあり、福利厚生の充実やしっかりとした休暇体制は期待できるんデジけどね。あとは薬剤師の仕事の中でも給料が高い部類デジ。
そういえば製薬会社って安定してるイメージがあるわね。
とはいえ、これも企業・部署によって異なるもので中には残業の多い場所もあるデジ。製薬会社だから絶対に働きやすいとは考えないでほしいデジ。
化粧品・食品メーカー
化粧品メーカーや食品メーカーでも薬剤師は働いてるんデジよ。主な仕事は以下のようなものデジ。
- 製品の品質管理
- 商品の企画開発
- 成分・安全性の研究
- 薬事法の申請に関する業務
あまりイメージが無いかもデジけど、化粧品メーカーや医薬品メーカーで働く薬剤師もいるデジ。仕事内容は品質管理や成分・安全性の研究などが主デジね。
化粧品メーカーっていいわね。ちょっと興味あるわ。
化粧品メーカーは女性の薬剤師に人気があると言うデジ。また最近は化粧品を薬剤師や医師と共同開発するパターンも多く、医薬成分を扱うことも出てきたため、薬事法を熟知している薬剤師が重要だったりするデジ。
なるほどねぇ。
ちなみに、食品メーカーについてはサプリメントなどの健康食品に関わるのが基本デジ。
サプリメントって食品だもんね。
なお、化粧品メーカーは人気で辞める人が少ないことから。食品メーカーはそもそもの募集人数が少ないことから求人はあまり多くないと言われてるデジ。
医薬品卸企業
医薬品卸企業とは、医薬品会社と医療機関の間に立ち、医療用医薬品の販売や搬送をする企業のことデジ。そんな医薬品卸企業での薬剤師の主な仕事は以下デジ!
- 病院・薬局への情報提供
- 医療用医薬品の品質管理
医薬品卸企業で働く場合、医師や薬剤師からの問い合わせに対応しなくてはならないため、幅広い知識が必要デジね。薬事法などの深い知識もあった方がいいとされてるデジ。
けっこう大変そう・・・。
逆に言えば薬事法も含めた知識を身に着けたい人にぴったりデジ。また、仕事自体は残業が少なく自分の時間を充実させやすいデジよ。仕事内容が楽とは言えないデジが、仕事とプライベートを両立させたい人には良いかもしれないデジ。
学校
実は学校で働いている薬剤師の人もいるデジ。「学校薬剤師」と言われているデジが、主な仕事内容は以下のようなものデジね。
- 給食施設の管理
- 教室の空気検査
- 水道水の検査
- プールの水質検査
幼稚園~高等学校までの学校は薬剤師を1人以上置くことになってるデジ。主な仕事は学校の衛生管理デジね。
へぇ~。学校に薬剤師なんていたのね。
学校で働く薬剤師は基本的に非常勤職員での雇用デジからね。ほとんどは年数回の勤務だけで、メインの仕事は別に持っていたりするデジ。
なるほどね。生徒が見かける機会がほぼ無いのね。
基本的に1校あたり1人デジから不足するケースも少ないデジが、欠員が出た時には求人があるはずデジから、少し収入を増やしたい時なんかは応募してみるのもありデジね。
あいちゃん
薬剤師は楽な仕事?実は公務員として働くことも可能!
決して楽とは言えないデジけど、公務員の薬剤師として働くことも可能なんデジよ。公務員として働くなら以下のような職場があるデジ。
- 自衛隊
- 刑務所勤務
- 麻薬取締官
- 保健所
自衛隊に麻薬取締官!?
ちょっとびっくりデジよね。でも自衛隊病院だって薬品の管理は必要デジ。薬物犯罪の現場捜査で薬剤師が活躍する場面もあるデジ。
薬剤師って本当にいろんな働き方があるのねぇ。
これらの仕事も決して楽ではないデジが、公務員ということで安定感はあるデジね。薬剤師として安定した職場で働き続けたい人は公務員として働くのもありだとは思うデジ。
あいちゃん
ブイブイ
薬剤師は楽な仕事?給料についても確認!
今回紹介した薬剤師の仕事の年収目安も紹介するデジ!
職場 | 年収の目安 |
---|---|
ドラッグストア | 400~700万円 |
調剤薬局・診療所 | 400~600万円 |
病院 | 400~650万円 |
製薬会社 | 500~1000万円 |
化粧品・食品メーカー | 400~650万円 |
医薬品卸企業 | 600~700万円 |
学校(非常勤) | 5~30万円 |
※上記はあくまでも目安です。職場によって大きく異なることもあります。
製薬会社や医薬品卸企業あたりは一般的な薬剤師より年収が高い傾向があるデジね。
だいたい400万円くらいは貰えるってことかしら。
初任給が400万円くらいで徐々に上がっていくみたいな職場は多いかもデジ。とはいえ、職場ごとに大きな差が出ることも珍しくないデジ。就職・転職の際はきちんと求人票の条件を確かめないと駄目デジよ!
あいちゃん
結局、薬剤師の楽な仕事場はどこ?
結局のところ、薬剤師の楽な仕事場ってどこなの?どこも割と大変そうなんだけど。
最初にも言ったデジが、「この仕事場なら絶対に楽!」ってとこは無いデジよ。よく病院の薬剤師は激務と言われるデジけど、これも絶対ではないデジ。
どの職場で働くか迷っちゃうわね。
ただ、一応は以下のような職場が楽と言われやすいデジ。
- 皮膚科
- 整形外科
- 眼科
皮膚科や整形外科は扱う薬剤の種類が少ないため楽とされてるデジ。特に整形外科は最も取り扱う薬剤が少ない診療科と言われてるデジね。
なるほどねぇ。
皮膚科については内服薬ではなく軟膏・クリームがメインのため混合機で楽できるという点も魅力的デジ。ただ機械がない薬局等だとやや面倒かもデジね。
眼科は?
眼科は新薬があまり出ないうえ、メガネやコンタクトを作るために訪れた人は薬が処方されないことがほとんどで時から、患者の一部しか薬局には来ないデジ。そのため患者数も少なくなりがちで楽とされてるデジ。
それよさそうね!
とはいえ、全ての皮膚科や眼科に当てはまるかは微妙デジし、楽な職場だとスキルが身につきにくいというデメリットもあるデジ。さらに給料が低めに設定されてる恐れもあるため、一概に楽な仕事場がいいとも言い切れないデジね。
楽な仕事ほど低収入で将来性が無いって言うものね・・・。
楽な仕事場も楽じゃない仕事場も!薬剤師の転職・就職は慎重に!
今回は薬剤師の職場ごとの仕事内容をメインに紹介してきたデジが、いかがだったデジ?
雑な結論で申し訳ないデジが、薬剤師の仕事は職場によって楽なこともあれば、大変なこともあるデジ。「薬剤師=楽な仕事」は合ってるようで間違ってるし、間違ってるようで合ってるデジ。
もちろん、どの働き方を選ぶかも大切デジが、仕事が楽か否かは職場に依存する部分が大きいデジから、薬剤師として就職・転職する時は転職サイトや転職エージェントなどの力を借りて入念に情報収集した方がいいデジよ。
「楽そうだから皮膚科に!」なんて勢いだけで就職・転職してしまえば、後から痛み目をみるかもしれないデジ!
あいちゃん